研修その1

帰って来ました。
9月17日
 京成上野駅に12時に集合して成田空港へ。夕方にニューワーク行きのコンチネンタルエアラインに搭乗して出発する。初めて北米へ行くので期待と不安が入り混じっていた。   機内では他の学生と離れてしまって一人で窓側ではない真ん中の席に見知らぬ人に挟まれて座っていた。約計13時間もの長旅である。機内では冷房がよく効いていたために身体が冷えてしまい気分が優れなかった。何度も化粧室に行くがかんばしくない。ホットティーを何度も飲んで身体を温めていた。機内の食事にカップラーメンのブタメンが出されたのには驚いてしまった。小学生のころ食べていたお菓子である。
入国審査カードを書くのに手間がかかった。あまりしない事は時間がかかってしまう。
 研修の合い間に読むつもりで持ってきた論語をむさぼり読む。面白い。
 ニューワークから国内線に乗り換えてワシントン特別行政自治区(注:以下ワシントン)空港からニューヨークの摩天楼が見えたのには感激である。セキュリティーチェックで先輩が一人カッターナイフを持ち込んで騒ぎになったのには心配した。彼女はおっちょこちょいのところがあるみたいである。
 国内線に乗り換えてレーガンナショナル空港へ赴く。時間は90分程度。同じコンチネンタルエアライン。離陸後に席を立ったら乗務員に逮捕されると聞いて驚く。同時テロ以後飛行機のセキュリティーが厳重になっているのを初めて肌で体験した。ワシントンの景色を空から写真で撮るのもお縄に厄介になってしまうそうで、自分の心を引き締めました。   空から見下ろすアメリカの大地は思っていたほど薄く広く伸ばされていた感じでした。日本の都市とは街や電灯の配置が広く大きく造られ景色を楽しんでいました。
空港から地下鉄でメトロカードを買ってホテル近くの駅まで行きました。切符はみな大きなボックスをしていてお金をチャージして購入です。最初は駅員さんが来て説明して頂きましたがちょっと混乱して手間取ってしまいました。外国の地下鉄は危険だと聞いていたので緊張して車内に入りました。以外と中は清潔でオレンジ色の電灯を灯らせていてビニールのイスがあります。各車両ごとは行き来ができないように扉にカギがかかっているのにアメリカを感じました。
 ワシントンプラザホテル(注:以下研修中使用していた寝床をホテルと記す)までは先生を先頭に14人二列で進みました。ワシントンでは珍しいためかよく人の目が向けられたのが分ります。外国は何があってもおかしくはないと聞いていたので気を引き締めて十分注意してホテルまで歩きました。22時ごろ到着。私の部屋は815。友人二人と同室だったのですがベットが二つしかなく、一人が交代で床で寝る事になりました。